RTL-SDR.COM+HDSDR+Skimmer 2016/04/26
  0.5k円で買った1セグチューナーをゼネカバ受信機にできるという記事に興味を持ち、実験。
  1セグチューナー+SDR#というアプリで、FM放送や、V/UHFを受信するには十分でしたが、HFでSSBやCWをとなると
  周波数安定度に難がありました。
  今回、RTL-SDR.COM 金属ケースに入って、Δfが1pps!? という前振り、値段も4k円程度ということで、購入、実験
  してみることにしました。
  http://www.rtl-sdr.com/     RTL-SDR.COM 受信周波数 25MHz〜GHz? らしい
  RTL-SDR.COM+HDSDR で入力のサチレーションには弱いですが、感度、分離度は予想以上の性能があることが判明。
  4k円以上の能力ありです。
  また、Soft66LC4の代わりになるものとして、Skimmerとつなげることができるのか・・、四苦八苦の末、形になったので、
  自分の備忘録として、流れをまとめました。
  25MHz以下を受信する場合は、100MhzのUPコンバータもKit、製品で売られており、周波数安定度も、NFもFBです。
  http://ttrftech.tumblr.com/kit/hfconv

  参考になれば幸いです。
 
1. RTL-SDR.COM を準備
http://www.rtl-sdr.com/buy-rtl-sdr-dvb-t-dongles/
amazonで買えます。
2. 必要なソフトウェア 準備
 ・HDSDR(ソフトウエア本体) http://www.hdsdr.de/
 ・ExtIO_RTL2832.dll(USBドングル用アクセスモジュール) http://hdsdr.de/download/ExtIO/ExtIO_RTL2832.dll
 ・zadig.exe(USBドングル用ドライバーのインストーラ) http://zadig.akeo.ie/
 ・バーチャルケーブル(HD-SDRの音声をPC内でSkimmerに渡すためのTOOL) http://vb-audio.pagesperso-orange.fr/Cable/
 適当なフォルダを作って格納する。
3. USBにRTL−SDR.COMを接続 ドライバーインストールされる。
 zadig.exe 起動
ドライバーがない・・・と出たら、
 右窓のWinUSB(Micr・・)をクリックし更新する。
 Siver・・ 更新・・クリック。
options=>ListALLDevice
Bukl-In,Interface(Interface0) 選択
RTL-SDR.COM の動作環境は整ったはず。
4. バーチャルケーブル インストール
 HD-SDRの音声をPC内でSkimmerに渡すためのTOOL
Soft66LC4は音声が出力されるので、PCの音声入力に外から入れますが、USBドングル
 (USB小物タイプ)だとどうやって、音声をSkimmer
 に渡すのか、が今回のミソでした。
VBCABLE_Driver_Pack43.zip (1.09 MB - OCT 2015) ※Administratorでログインしないとセットアップできない
OS に併せて SetUP
4. サウンドボードセッティング
5. HDSDRセットアップ
 必要なソフト 
  ・HDSDR(ソフトウエア本体)
  ・ExtIO_RTL2832.dll(USBドングル用アクセスモジュール) HDSDRの同じフォルダに格納する。
 HDSDR設定
 SoundCard設定
BandWidth設定
Options
音声をSkimmerに渡さず、コンピューターのスピーカーで聴くときは、 [AF To Both channels] 選択
今回実験では 7MHzを直接受信するために
 100MHzのUPコンバータ使用。
そのため SDR Hard・・ 100000000Hzに 
◎がある。
 UpCONを使用しない時は、(default)で。
ModeはUSB
帯域幅のエッジをつまんで 広げて10kHz位にする。
HDSDR起動と同時に受信状態にする。
 Autostart に レ
いよいよ SkimmerとHDSDRの接続
6. Skimmer設定
  ※Skimmer購入とインストールは 割愛。
・Setting−Radio
SoftRock−IF
96kHz
CWPitch 600Hz
AudioIF 要調整。

AudioIFで周波数の微調整ができる
CWで送信して、HDSDRとSkimmerの表示周波数
を合わせる。
(これがわかるまで、難儀しました)

これにより、2ndVFO(sub受信)がスプリット時の送信周波数になっている場合、自分の呼ぶ周波数と、
上をモニタすることができる。
例:7.005MHzCWで電波を出して、キャリアが対域内にあることを確認して
  そのときSkimmerの表示が0になるように、AudioIFを調整する。
Setting−Audio

1000MP 1stIFを受信する場合、周波数の上下が
逆になるので、ChannelsのI/Qを Q/I にする。

HDSDRの表示は逆のままです・・。(^^;

今回の実験は、周波数の下端をセットしたので、それ以下の周波数は見られません。
IFをSkimmer中心周波数の上下を見たいような場合は、IFの中心を、HDSDRの受信帯域の中心に行くように、受信周波数を調整すればOKと思います。
今回は100MhzのUPコンバータを使用し、直接アンテナをつないで、ALLJA 7MHzを受信。
モニタのサイズで決まりますが、Skimmerは ±12kHz程度は見られます。
1000MPのRx 1st IF 47.2MHzも接続し、良好な動作を確認できました。