アンテナのコンピュータシミュレーションと、製作



JJ1TLW(一応 kW'er)の聞こえない、飛ばない、の泣きに奮起し、これまで使っていたクリエイト社製 5エレモノバンド(28MHz)に改造を加え、7エレロングジョン化を行いました。 製作がいい加減だった割には、VSWRもほとんど無調整でおさまり、MMANAの威力に改めて 驚きました。

☆設計概要 設計にはMMANAを使用し、マッチングには、既存のヘアピンマッチング(長さ=見た目で500mm 計っていない・・) がそのまま利用できるよう、 給電点のインピーダンスを設定しました。 エレメントスペースは、昔RDXが使っていたクリエイトのCL10DXXの採寸データを元に、いい加減に決定。(よい加減の誤りです)エレメント長はMMANAで最適化を行いました。最適化結果
☆改造概要 ブーム   :長さ6m→12.6m
        既存37φ(中心ジョイント)を中央部に40φ−4mをプラス、片端に37φを延長 
        トータル12.9mとしました。
        長いブームにしてはメチャ細い(エレメントつけなくても自重で折れそう・・・)
        ので、V字に2本のデベロープステーで強度UP。
エレメント :既設5エレと、1本は新規購入12φ10φの連結もう一本は7M1SNE提供の
        ナガラの残骸利用。
給電部   :既設ヘヤピンマッチそのまま。
☆製作 製作スタッフ JJ1RDXとJJ1TLWの2人。
2月10日午前9時(小雪の舞う寒〜〜い1日でした)作業開始。既設の5エレを解体して、タワーから降ろす。錆たビスに手こずりながらも、寸法を合わせていく。が・・・小雪が舞う中、気が急くが、寒さと、頭の中の規格統一の無さ(TLWはcmでRDXはmm) エレメントのナンバーはNo1がRe? d1?○△ωЁ・・・と、お互いの会話は支離滅裂。 せっかく暗算で先端寸法を・・1.2歩歩くと・・「今 どれ作ってんだっけ??」 という始末。昼のビールが効いてか、なかなか作業能率が上がらない・・何とか仕上がったのが 18時でした。暗くなる中ケーブル処理し、早速VSWRのチェック。運がよければ・・・と祈る中、「オッ! 28.4MHzでVSWR=1.5! 28.0MHzで1.0!」 なんと!、 無調整で実用域にありました。翌日、輻射素子(Ra)を両端2.5cm短くし、28.8MHzまでOKとなりました。
MMANAのようなソフトをフーリーで公開していただき、また設定方法について、丁寧に教えてくださいましたMMANAの作者 森さんにこの場を借りて お礼申し上げます。 (uu)

 

出来上がった7エレ八木 作業中の私