話題を1000MPに |
2015/04/06 |
CWSkimmerはかなり前からAfreet Software, Inc. より購入。(75$クレジット払い) 1000mpの音声出力を使用し、3-kHz receiver Modeで利用してきました。 (CWモード運用滅多にしないのですが、技術的興味) 最近のSDR・・の話題と、JARL山梨支部主催 技術講習会 (DX交信の楽しみ)が開催され、その中で JF1KMC OMによるSkimmer実演もあって、 SDRを使用した広帯域ワッチに挑戦してみました。 また、1000MPにはIF出力が無いので、無理矢理第2受信機の1stIFを取り出し、SDRの入力とし、 スプリットQSOの時、送信周波数をSkimmerでモニター出来るようになったので、その顛末の報告します。 コンピュータ環境は Intel Corei7 OS 7 SDRは Soft66LC4 を ハムスクエア より購入。もう売ってないかも・・ 2019 今回の作業の大まかな流れとしては、 ・Soft66LC4をUSBでPCと接続、 ・Soft66LC4の3φジャックをステレオプラグコードで、PCの音声入力へ接続します。 PCの音声入力選定は「LINE」で ・ドライバーのインストールと、Soft66LC4のコントロールプログラムをインストール ・Soft66LC4とSkimmerとの接続設定。 ・1000MPから1stIFの取り出し。 ・Soft66LC4と1000MPの接続、Soft66LC4 controlソフトでの周波数調整。 |
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Soft66LC4とPC接続 |
1.ドライバー インストール | FTDI driver | |||||
2.Soft66LC4 コントロールソフトインストール | http://zao.jp/radio/soft66ad/Soft66LC4_1.zip | |||||
適当なフォルダを作り、1.2.をダウンロードして、解凍します。 解凍すると CDM v2.08.28 Certified Soft66LC4_1 のフォルダが出来ているはず。 |
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3.Soft66LC4をUSBに接続すると、LEDランプが緑に点灯、自動認識され、ドライバーインストールされるはず。 ドライバーの在処を聞かれたら、WindowUP・・でインストールしないで、CDM v2.08.28 Certified を指定する。 (CDM・・・の中にドライバーがあるらしい・・。) ※Soft66LC4をインストールする前に NetFramework をインストールしておく必要があるらしい。 当局の場合 XPパソコンでは Ver3.5 7ではVer4.51で 動作確認できています。 |
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4.次に Soft66LC4_1 のフォルダの Setup を実行。 うまくインストール出来れば、右のWindowが出てくるはず。 ・・・(GAC) system.core 3.5.0.0・・・がどうとか・・とERRが出たら、NetFramework3.5以上をインストールしてみてください。 Soft66LC4 がUSBに接続されていて、ちゃんと認識されていれば、 「TUNE」の文字が黒くなる。 (もしNG。だと 文字が薄くて、クリックできない。) 5.「TUNE」をクリックすると、Soft66LC4のLEDランプが緑と赤の点滅に変わる。 これでSoft66LC4のDDSの周波数設定が完了。(デフォルトの7MHzを受信) この後は、Setupと同じフォルダにある「SOFT66LC4.application」かスタートメニューから 「Soft66LC4」で起動できる。 |
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Soft66LC4の動作まではOK。 ここから、Skimmerとの接続となります。 |
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★ここまでで作業でのエラーシューティング ローカルの情報(OSはXP) Soft66LC4をsetupしたら、○&ξχ のerrメッセージがでて、NG。なんだか解らないけど、OSのアップデートしたら インストール出来た。との情報。 ★私の場合、すべて順調にPC環境はセットアップ出来たはず。さあ受信!・・・・・ 変なノイズ画面しか出てこない・・・ :( 二晩悩んだ末、KMC OMにHelp。同じSDRを使っているとのことで、本体を借用し、当局のPCに接続。全く問題なく 動作。本体が壊れていた。ハムスクエアに電話し、代替え送るよう依頼。動作確認するから送り返せとの解答。?? メールで送り返したことを伝え、待つことに。メールで不動作確認、チェックして送り返すとのアンサー。 1Wほどで、何のコメントも無く現物着。今度はちゃんと動作しました。 (気持ち的には 何か一言あっても・・・と思いつつも、まっ同じアマチュアが趣味で製作して、配布してるのでしょ・・・・ との判断と、安いのでよしとしました) |
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6.Skimmerとの接続 (Skimmerのインストールはしっかりしたインストーラーなので、割愛) Skimmer起動 <Setting> |
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<Radio> Softlock 選択 <SamplingRate> 48kHz ※普通のPCのオンボードオーディオならば、大抵48kHz |
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<Audio> MME選択になっている事確認。Signal I/ODevice PCのオーディオボードの型名が入っていること確認。 <Audio Volume> 適当なところ。 (後でリグと繋いでから信号デコード具合の調整で可変することになる。) <Channels> Left/Right=I/Q 周波数のUP/Downの関係で、 Q/I を選択することもあり。 <OK> |
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左端の<無線機マーク> クリック 信号が表示される。 表示の具合は、<Audio Volume> SDRのVR、PCボリューム 録音コントロールの録音コントロールフェーダー の微妙な調整で、きれいに受信できる様に調整できます。 カットアンドトライ。 表示周波数の幅(当局の場合) 音声ボードはノーマル 48kHzサンプリング?で±20kHz程度表示になる(なった) ?どうやってこの幅が決まるのか不明? とにかく、音声入力の時は2.6kHz程度の幅でしたが、増えたことは確か。 |
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★ここまでのエラーシューティング ローカルOMの話。 Soft66LC4のセットアップ完了し、Skimmer起動するも、周波数表示範囲が6kHz程度しか無い・・・。Soft66LC4からPCへの接続はLINE。 試しに、MICとすると、±20kHz程度に広がったとのこと。 当局のPCでは。MICとすると、ノイズが増えて、サチレーション起こしているようでNG。LINEとし、VRがミニマムから1クリックあげているだけ、それ以上 VRをあげると、混変調発生のように、変な横筋が出てしまい、NGです。PCの環境によって、動作はばらばら? どれが正解?ってなさそう?!。 カット&トライでいいところ見つけてください。 |
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1000MPとの接続 | ||||||
7.1000MP IF取り出し 右上 Skimmerの画像は、1000MPの第2Rx、1stIFを受信しているものです。 Skimmerの利用方の一つとして、パイルアップでどこを拾っているのか(599)を見つける。 誰も呼んでいない周波数の隙間(Sukima)を見つける、があります。そのためには、 自分が呼ぼうとする周波数(私の場合、スプリットの時第2受信機側で送信する)の上下を 見ることができる様になれば目的達成。FT5000とかには、受信機の1stIFを外部に 出力する機能が最初からあるとのことで、これをSDRに入力して、SDRの受信周波数 の中心にセットすれば、自分が呼んでいる周波数の上下が見られるようになるのです。 しかし・・・私の愛用機、1000MPにはIF出力がありません。 |
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かなり無茶ですが1000MPの第2受信機基板の1stMixOUT100pFのところに、もう一つ100pF のコンデンサを半田付け、 そこから、同軸ケーブルで、外に引き出しました。 (外に1stIFを引き出すことはできましたが、第2受信機のノイズレベルがS1ほどUPしてしまいました。) そのうち、バッファーアンプでも入れようと考えています。 (第2受信は、呼ぶ周波数なので、受信は少々ノイズがUPしても特に支障なし。) |
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8.Soft66LC4の受信周波数調整 Soft66LC4は0.5M〜70MHz程度まで受信できるらしい。 1000MPの1stIFは47MHzの辺とのことで、正確な周波数を見つけ、Soft66LC4 Controlの周波数にセットすればOK。 47.1998MHzが中心と判明。 (2ndVFOでCW送信、「MONI」をONにすると、自分の発射している電波を中心で受信するので、すぐに解りました) step はそのまま「10kHz」、「Auto bpf」「no bpf」は何のことだか解らないから、[auto」で・・ |
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Soft66LC4 Controを起動すると、周波数が毎回7.00MHzになってしまう。 周波数を毎回入力するのは面倒。 そこで、どこかに「ini」とか、「config」ファイルが あるだろうと探すが、どこにあるのか解らない・・・。 KMCさんに聞くと、[user.config]と言うファイルに情報が書き込まれているとのこと。 しかし、sofy66LC4のセットアップフォルダを見に行くと、似たようなファイルが沢山存在。 こうなったら、HDDの中のすべてを検索。検索の詳細設定オプションで、 隠しファイル、フォルダの検索に「レ」を付けて、検索実行。 ありました。 「user.comfig] |
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「user.config]をメモ帳で開くと、 <setting name="f0" serializeAs="String"> <value>7</value> 「7」ここが 臭い。 ここを <value>47.1998</value> と書き換え 保存。 Soft66LC4 controlを 起動! めでたく、47.199800MHzとセットされました。 しかし、自動的に「Tune]は実行されないので、毎回 [Tune]は起動時クリックしなければならない。 少し面倒 :( |
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SDR(Soft66LC4)とSkimmerの接続、1000MPとの接続について、自分が忘れないように、書き留めました。 これからチャレンジする方の、少しでもお役に立てれば幸いです。 de JJ1RDX |
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